無職のおっさんが簿記2級合格した勉強法②

簿記知識がないアラフォーのおっさんですが、日商簿記２級と３級に合格しました。

簿記３級については前回の記事を参考ください。

無職のおっさんが簿記2級合格した勉強法①

簿記２級ですが、簿記３級に比べると試験範囲も広く、
３倍以上の勉強時間は必要かと思います。

自分の場合は３級合格と２級の勉強を始めた時期はほぼ同じでしたが、
最初のうちは、そんなに難しさを感じていませんでした。

簿記２級の試験は全部で５つの大門となっています。

第1問（20点）商業簿記：仕訳

第2問（20点）商業簿記：標準的連結、連結精算表、連結財務諸表、勘定記入、空欄補充、株主資本等変動計算書

第3問（20点）商業簿記：個別決算（損益計算書、貸借対照表、本支店会計）

第4問（28点）工業簿記：仕訳 3題＋財務諸表作成、部門別原価計算、個別原価計算、総合原価計算、標準原価計算（勘定記入・損益計算書）

第5問（20点）工業簿記：標準原価計算、CVP分析、直接原価計算

試験時間は90分で合格点は70点です。

当たり前ですが全部出るのではなく、いずれかの問題が出ます。
なので苦手な問題をなくしておくことがポイントです。


２級では３級で学んだ商業簿記の他に工業簿記を学びます。

簿記２級の試験では、この工業簿記でいかに点数を稼ぐかがポイントと言われます。

ただ簡単に勉強できるという訳でもないです。
第4問で出る原価計算の問題ですが、問題のバリエーションが多いので
まんべんなく勉強しておく必要があります。

第５問で出る可能性のあるCVP分析は理解できていれば早く解けるので出ればラッキー問題。

工業簿記の2問で40点以上取れると合格に近づきます。

勉強法ですが、簿記３級と同様にYouTube動画が参考になるので
理解できるまで繰り返しみたり、不明なポイントは解説サイトで復習が良いかと。

後は問題を繰り返し解きましょう。



特に「まるっと」は紙の問題が１２問、模擬試験プログラムが１０問もあります。
本試験（ネット試験）の方が問題集より、簡単な問題が出るケースがあるので
おススメします。





商業簿記については、昔に比べると問題範囲が広がっているので
難易度が高くなっていると言われています。

自分の場合は、外貨建取引や税効果会計が苦手でしたね。
聞きなれない言葉が出てくると、途端に難しくなる。

後は第2問で出る株主資本等変動計算書も理解できたのは最後の方でした。

第3問の本支店会計と連結会計も強敵です。

捨て問題はないので、苦手な問題をなくしておく必要があります。
ただ全問正解する必要はないので、
第３問なども部分点狙いで良いです。

後は時間が90分なので、模擬試験プログラムで時間の感覚を掴んでおきましょう。
仕訳問題で凡ミスしている可能性もあるので、見直す時間も必要です。





自分なりに感じた簿記２級勉強のポイントです。

１．参考書やYouTube動画などで、とりあえず簿記２級の学習範囲を１週してみる。

基本的に内容は難しくはないので勉強直後は覚えていますが、
別の内容を勉強してから、前に勉強した内容を解こうとすると
解き方をすっかり忘れています。解き方を思い出してもまた忘れてしまいます。

これは年齢的な問題もあると思いますが、
簿記２級は学習範囲が広く、人によって簡単な内容と難しい内容に分かれるかなと。
100%理解してから次に進んでも、忘れていたりするケースがあるので
とりあえず学習範囲を１週して全体の範囲を把握した方が個人的には安心できると思います。

そして忘れている問題などを再度復習します。


２．ひたすら模擬問題を解く！

ある程度理解できたら模擬問題を解きましょう。
結果が30点程度でも問題ありません。

自分も最初の模擬問題は20点程度だったかなと…。

ひたすら模擬問題を解いていくことで結果的に理解していきます。

同じ問題を繰り返しても全問正解できなくても大丈夫です。
少しずつでも理解しているはずです。

個人的には模擬試験よりネット試験の方が問題が簡単な場合が多いと思われます。

それなりに勉強できたと思ったら試験受けましょう。


３．お参りする

最後はお参りです。

簿記２級のネット試験はどんな問題が出るかは運しだいです。

なので、できることがあるとすれば願掛けです。

悔いが残らないためにも、できることはしておきましょう。


簿記３級合格を目指す方は頑張ってください！


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